「否定しないから安心」の落とし穴。AIの手軽さに頼りすぎてしまうリスク
スマホひとつで、いつでもどこでもAIに悩みを打ち明けられる時代になりました。否定されず、いつでも優しく話を聞いてくれるその手軽さに、救われている方も多いかもしれません。
けれど最近、専門家の間からは「ちょっと待って!」と、その便利さの裏に潜むリスクを心配する声が上がっているそうです。
たとえば、「全国SNSカウンセリング協議会」という専門組織からも、AI相談には無視できない落とし穴があるとして注意が呼びかけられています。
そこで、今日はメンタルトレーナーの視点から、その「知っておきたい3つのリスク」をやさしくお伝えしたいと思います。

1つ目は、「AIへの依存と心の孤立」です。 AIはどんなときも優しく、絶対に否定しません。その居心地の良さに頼りすぎてしまうと、気づかないうちに現実の人間関係が億劫になり、かえって世界を狭めてしまう心配があります。
2つ目は、「深い悩みを抱え込んでしまう限界」です。 消えてしまいたいほど心が追い詰められているとき、AIは人間のような温もりを持った対応ができません。本当は専門的なサポートや温かい支援が必要な場面で、適切な場所へ繋がることが遅れてしまう危険があります。
3つ目は、「間違ったアドバイスを信じてしまうこと」です。 AIはときにもっともらしい顔をして、事実とは異なる情報を伝えてしまうことがあります。心が傷つき、揺らいでいるときほど、その言葉を真っ直ぐ受け止めて間違った判断をしてしまわないかが心配です。
AIは、ちょっとした愚痴を聞いてもらったり、疲れた心を少しほぐしたりするには良いお友達になってくれます。
でも、命の重みや、繊細な心の深さを扱うカウンセリングの代わりにはまだまだ到底なり得えないという事実を知っておく必要があります。
「生身の人間だからこそ伝わる温もりや、体温のある寄り添い」を大切にしながら、AIとは心地よい距離感で付き合っていきたいものですね。
